(読み)キョウ

デジタル大辞泉 「杏」の意味・読み・例文・類語

きょう【杏】[漢字項目]

人名用漢字] [音]キョウ(キャウ)(慣) アン(唐) [訓]あんず
果樹の名。アンズ。「杏仁きょうにん・あんにん杏林巴旦杏はたんきょう
難読杏子あんず銀杏いちょう銀杏ぎんなん

あん【杏】[漢字項目]

きょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「杏」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 7画

[字音] キョウ(キャウ)
[字訓] あんず

[説文解字]

[字形] 象形
枝に木の実のある形であろう。〔説文〕六上に「杏果なり。木に從ひ、向(きやう)の省聲」とするが、理由のないことである。花は美しく、その核仁は薬効があるとされた。あんずは杏子唐音、〔下学集〕にみえる。

[訓義]
1. あんず。
2. 銀杏はぎんなん。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕杏 コノミ・スモモ・カラモモ・サイハヒ・アフ・ハルカ

[声系]
〔説文〕に杏声として(こう)を収める。はまたに作り、〔詩、周南、関雎〕に「參差(しんし)たる(かうさい)」とみえるものである。

[熟語]
杏苑・杏園杏華・杏花・杏月杏臉・杏菜・杏子杏樹杏壇杏仁杏梅・杏葉杏酪・杏林
[下接語]
金杏・銀杏・渓杏・紅杏・栽杏・山杏・種杏・青杏・赤杏・仙杏・壇杏・冬杏・桃杏・肉杏・梅杏・白杏・縹杏・文杏・野杏・柳杏

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「杏」の解説

杏 (アンズ)

学名Prunus armeniaca
植物。バラ科の落葉小高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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