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そく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


そく

(1) lattice ラティスともいう。集合L の任意の元をxyz とし,この元の間に結合関係∪(結び)および∩(交わり)が定義されていて,次の条件が成り立つとき,集合L は束であるという。

(a) べき等律 xxxxxx
(b) 交換律 xyyxxyyx
(c) 結合律 xy)∪zx∪(yz
xy)∩zx∩(yz
(d) 吸収律 xy)∩xx
xy)∪xx


xyy のとき xy と考えて束は順序集合であり,逆に順序集合でxy の上限,下限があるとき,それらを xyxy とすれば束になる。全順序集合は,もちろん束になる。また,ある集合の部分集合の全体は束となるが,それは論理の束に対応していて,いわゆるブール束である。また,自然数も整除に関して,最大公約数と最小公倍数を考えれば束になる。
(2) bundle ファイバー・バンドル(→ファイバー空間)のことをファィバー束と呼び,そのバンドル空間を束ということがある。区別するときには(1)をバーコフの束と呼ぶ。
(3) pencil 一点を通る直線または平面のなす図形。

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デジタル大辞泉の解説

そく【束】

束ねたものを数える単位。稲など、10把をひとまとまりとしたもの。また、半紙10帖、すなわち200枚を1束という。「薪(まき)五
矢の長さを測る単位。親指を除いた4本の指の幅を1束という。
「大矢と申す定の物の、十五―におとってひくは候はず」〈平家・五〉

そく【束】[漢字項目]

[音]ソク(呉) [訓]たば つか つかねる
学習漢字]4年
〈ソク〉
引き締めて一つにまとめる。「束帯束髪結束収束
動きがとれないように引き締める。「束縛検束拘束約束
一つにまとめたもの。たば。「幣束維管束二束三文
〈たば〉「札束花束
[名のり]き・さと・つかぬ・つかね
[難読]束子(たわし)不束(ふつつか)

たば【束/把】

[名]物をひとまとめにしてくくったもの。「薪を―にする」
[接尾]助数詞。たばねたものを数えるのに用いる。「花二―」「ねぎ一―」

つか【束】

《「束(つか)ねる」「掴(つか)む」と同語源》
梁(はり)の上や床下などに立てる短い柱。束柱(つかばしら)。
紙をたばねたものの厚み。また、製本したときの本の厚み。「が出る」「見本」
古代の長さの単位。指4本分の幅を基本とする、矢の長さをいうときに、八束(やつか)十束(とつか)などと用いる。
古代の量の単位。重さ1斤の稲を1把とし、10把を1束とした。

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リフォーム用語集の解説

木造建築の構造部材の一種で、梁と棟木との間や、床下など、さまざまな部位に用いられる短い垂直の部材の事。束柱ともいう。床束小屋束、釣束、えび束などがある。床束は、束石の上に立ち、床を支えている大引きを支える柱で、床にかかる荷重を地盤に伝えるもの。現在は腐食しないプラスチックや金属製のものもある。小屋束は、梁の上に垂直に立ち、母屋を受け支える柱の事を指す。

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世界大百科事典 第2版の解説

そく【束】

(1)穫稲をはかる単位。収穫時に稲を束ねることに始まり,古くは〈つか〉ともよばれた。律令制下では10把を1束として1斗,米5升(後の2升強)となるのを標準とし,田租も稲束によって収納した。1束の稲を収穫しうる面積を1代(しろ)とよんだことから,50束を1反(段)とする面積単位となったこともある。近世でも束刈(そくかり)という面積単位が民間で行われている。律令制崩壊後は束の量は不定となり,江戸時代仙台地方の例では6把1束,1束から籾2~3升をとった。

そく【束 lattice】

数学用語。バンドルbundleの訳語として束という言葉が使われることがあるが,それは〈ファイバーバンドル〉の項目を参照。ここではlatticeの訳語としての束について述べる。ある集合が二つの演算(通常∪,∩で表す)をもち,すなわち,任意の二元a,bに対しab,abがそれぞれ一意的に定まり,次の性質(1)~(3)をもつとき,その集合を束という。なお,aba,bの結び,aba,b交わりという。

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大辞林 第三版の解説

そく【束】

〘数〙 〔lattice〕 数学の代数系の一。ある集合の二つの元げんの間に二つの演算が定義され、それらが冪等律べきとうりつ・交換律・結合律・吸収律の性質を満たすとき、この集合を束という。 「ブール-」 「モジュラー-」
江戸時代、商人が用いた符牒。一・十・百・千などの数を表す。 「 - (=百両)と思つたその金も/歌舞伎・加賀鳶」
ものを数えるときに用いる単位。
稲一〇把をいう。
半紙一〇帖(二〇〇枚)をいう。
蟇目ひきめの矢二〇本をいう。
釣りで、一〇〇尾をいう。一束。 「 -釣り」
矢の長さを表す単位。一握り分の長さを一束という。 「十二-三つ伏せ」
[句項目]

つか【束】

上代の長さの単位。四本の指で握った幅。 「八-(やつか)」 「十-剣を抜きて/古事記 上訓」 → そく(束)束の間
製本で、書籍などを製本するときの、表紙を除いた本の中身の厚さ。また一般に、書物の厚み。 「 -が出る」
短い柱の総称。束柱つかばしら

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

つか【束】

建物の骨組みを構成する部材の一つ。短めの柱。小屋組みの梁(はり)と棟木(むなぎ)の間や床下などに用いる。◇「束柱(つかばしら)」ともいう。

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世界大百科事典内のの言及

【はかり(秤)】より

…当時の史料をみると,穫稲の分量を測定する際,斗量の使用と同程度に〈斤〉を使用していたことが知られる。当時稲1束(そく)の重さを1斤とする史料があるが,これは1段250歩制に基づく穫稲1束の重量で,1段360歩制に基づく穫稲1束はこれよりも軽く,そこで前者を〈成斤(せいきん)〉と称するのに対し,後者を〈不成斤〉または〈小斤〉と称することがあった。この〈成斤〉1斤はメートル法に換算して,500~700gほどであることが確かめられている。…

【紙】より

…その他の紙についてもそれぞれの用途に応じて規定がある場合が多い。取引単位は,一般洋紙の場合は大口取引では連(1連=1000枚),小口取引では連,枚を,板紙の場合は大口取引では重量単位(t),小口取引では束(1束=25kg),枚を用いる。紙の大きさには紙全紙の寸法と,書籍,雑誌,事務用紙などに仕上げた場合の寸法とがあり,前者を原紙寸法(または全紙寸法),後者を紙加工仕上寸法という(表2,表3)。…

※「束」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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