縛る(読み)シバル

デジタル大辞泉 「縛る」の意味・読み・例文・類語

しば・る【縛る】

[動ラ五(四)]
縄やひもなどを巻きつけ、一つにまとめて結ぶ。また、動きが取れないようにひもや縄などで巻きつける。結わえる。くくる。「古新聞をひもで―・る」「後ろ手に―・る」
自由にできないように制限する。束縛する。「規則で―・る」「時間に―・られる」
くく[用法]
[可能]しばれる
[類語](1結ぶ結わえる結うくくりつける取り結ぶ縛り付ける縛り上げるつなぐ結い上げる結わえ付ける結わく継ぐつなぎ止めるもや結び付ける継ぎ合わせる結び合わせる接続連結/(2束縛拘束支配規制制約

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縛る」の意味・読み・例文・類語

しば・る【縛】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ひもやなわなどでむすびつける。ゆわえる。しめくくる。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「鞋(わらんづ)なんどいふ物しばりはき」(出典平家物語(13C前)二)
  3. とらえて、なわを体にまきつけ、身動きできないようにする。捕縛する。
    1. [初出の実例]「枷を着(は)け反に縛(シハレリ)」(出典:日本書紀(720)大化五年三月(北野本訓))
  4. 自由にできないように制限する。拘束する。束縛する。
    1. [初出の実例]「財は先生(せんしゃう)怨敵なり。貪着、身をしばりて四生の牢獄にこむ」(出典:海道記(1223頃)極楽西方に非ず)
  5. ( 「食いしばる」「噛みしばる」「取りしばる」など、他の動詞の連用形に付いて ) 強くしめて動かさないようにする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android