東京ディズニーランド(読み)とうきょうでぃずにーらんど

日本大百科全書(ニッポニカ) 「東京ディズニーランド」の意味・わかりやすい解説

東京ディズニーランド
とうきょうでぃずにーらんど

千葉県北西部、浦安(うらやす)市にある大遊園地。本場アメリカ、カリフォルニア州ディズニーランドフロリダ州のディズニー・ワールドに次ぐ3番目のディズニー・テーマパークとして、1983年(昭和58)4月、浦安市の埋立地に開園した。株式会社オリエンタルランドの経営下にあり、1800億円の巨費が投じられた。千葉県当局が造成した埋立地のうち80.1ヘクタールの広大な敷地を所有し、48.3ヘクタールが冒険の国、西部開拓の国、おとぎの国、未来の国などのテーマパークになっており、大人も子供も乗り物に乗ったり、数々のアトラクションを見て終日楽しめる。コンピュータ制御で本物そっくりの人形や動物の模型が豊かな表情をみせ、入園者を飽きさせないサービス精神に徹したアメリカ流の経営となっている。施設や催し物をつねに更新して、繰り返し来訪する入場者リピーター)が多いのも特色である。

 初年度の入場者は1000万人を超え、東南アジアをはじめ外国人入場者も100万人を数えた。その後、1990年(平成2)にJR京葉(けいよう)線が東京駅まで開通して、ディズニーランド前に舞浜駅が新設され、交通の便がいっそうよくなった。そのため1999年の入場者は約1650万人で、開園以来、延べ約2億3000万人となった。

 2000年(平成12)7月7日、舞浜駅前に3500席を有する日本最大のシネマコンプレックス(複合劇場)をはじめ、120以上の店舗レストランなどが集まった娯楽施設イクスピアリとディズニーアンバサダーホテルが、さらに2001年9月、海をテーマとした一大パークの東京ディズニーシーとホテル、およびこれらの施設を結ぶモノレールのディズニーリゾートラインが開業した。東京ディズニーランドはテーマパークからテーマリゾートへの転換を企図している。

[山村順次]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京ディズニーランド」の意味・わかりやすい解説

東京ディズニーランド
とうきょうディズニーランド

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