東京製鐵(読み)とうきょうせいてつ(その他表記)TOKYO STEEL MANUFACTURING CO., LTD.

百科事典マイペディア 「東京製鐵」の意味・わかりやすい解説

東京製鐵[株]【とうきょうせいてつ】

独立系電炉メーカー。1934年設立。池谷一族色が濃く,機動性に富む。高度成長期にH形鋼,棒鋼生産に特化。大手高炉メーカーを相手に,価格破壊で勝利した。形鋼・棒鋼は業界トップ級。1987年鉄鋼連盟を脱会し,鉄鋼業界の〈一匹狼〉として独立不羈姿勢堅持。世界最大の大型直流電炉の開発などで技術力も高い。電炉初の熱延鋼板進出本社東京,工場宇都宮,岡山北九州,高松。2014年資本金308億円,2014年3月期売上高1390億円。売上構成(%)は,鉄鋼100。海外売上比率4%。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「東京製鐵」の解説

東京製鐵

正式社名「東京製鐵株式会社」。英文社名「TOKYO STEEL MANUFACTURING CO., LTD.」。鉄鋼業。昭和9年(1934)設立。本社は東京都千代田区霞が関。電炉メーカー最大手。主力はH形鋼。熱延広幅帯鋼など高炉メーカーの得意分野にも進出。多様な製品群を展開東京証券取引所第1部上場。証券コード5423。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京製鐵」の意味・わかりやすい解説

東京製鐵
とうきょうせいてつ
TOKYO STEEL MANUFACTURING CO.,LTD.

電炉メーカー大手。独立系。1934年に設立,1976年に東京証券取引所第1部上場。鋼塊,各種鋼材,特殊鋼,鐵鋼製品を製造販売。リストラクチャリングによって経営体質を強化するとともに,電炉初の熱延に進出するなど経営多角化を進める。また,積極的な技術開発設備投資によって,薄板生産へも参入している。

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