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杵屋正邦 きねやせいほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

杵屋正邦
きねやせいほう

[生]1914.10.7. 東京
[没]1996.2.16. 東京
作曲家。本名吉川博久。1世杵屋正四郎の子として長唄の家に生まれ,長唄三味線の演奏家となったが,兼松明広について作曲を学ぶ。2世正四郎から 1943年に正邦と改名,しだいに作曲専業となる。三味線のほか箏,琵琶,尺八,邦楽打楽器,声楽などに作品があり,洋楽も手がけて,オーケストラの作品にはみずから指揮するなど,邦楽界において稀有な存在だった。代表作合唱曲『誕生祭』や三味線独奏曲『去来』,尺八三重奏『風動』など多数。また正邦楽苑の主宰者として多くの現代曲演奏者を育てた。 1952年芸術選奨文部大臣賞受賞。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

杵屋正邦 きねや-せいほう

1914-1996 昭和-平成時代の長唄三味線方,作曲家。
大正3年10月7日生まれ。父初代杵屋正四郎に師事し,昭和9年父の死により2代杵屋正四郎を襲名。18年正邦と改名。三味線方として活躍するかたわら洋楽をまなび,邦楽と洋楽を融合させて新作を作曲した。平成8年2月16日死去。81歳。東京出身。本名は吉川博久。作品に「鶯宿梅」「歌い骸骨」「野鳥三態」など。

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世界大百科事典内の杵屋正邦の言及

【竜虎】より

…稲妻,雷鳴,暴風などに音響や照明を駆使し,戦後の代表的な作品といえる。なお,杵屋(きねや)正邦作曲の新邦楽によるものもあり,1952年東京歌舞伎座で初演された。【権藤 芳一】。…

※「杵屋正邦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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