茶道流派の一つ。武野紹鴎(たけのじょうおう)の弟子辻玄哉(つじげんさい)を遠祖とし、千宗旦(せんのそうたん)の門弟で四天王の一人に数えられることもある物斎(ぶっさい)・楽只軒(らくしけん)松尾宗二(そうじ)(1579―1658)の曽孫(ひまご)宗二(1677―1752)を流祖とする。ただし、辻玄哉を初代とし、宗二を6代とすることもある。初代宗二は京都に生まれ、初め宗旦流の茶を町田秋波(しゅうは)に学んだが、のち表千家6代覚々斎宗左について皆伝を得、名古屋地方へ赴き、茶道を広めることになった。『敝帚(へいそう)記』の著述がある。2世宗五(そうご)(1701―71)は翫古斎(がんこさい)と号し、『翫古随筆』の著がある。5世宗五(1792―1830)は茶室、造園を好み、書画なども多く残して松尾流中興とされる。現在、名古屋市東区の楽只軒で13世(宗典(そうてん))を継承している。
[筒井紘一]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新