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松尾流 まつおりゅう

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大辞林 第三版の解説

まつおりゅう【松尾流】

茶道流派の一。表千家の茶匠松尾宗二そうに1677~1752)を流祖とする。1749年、二代松尾宗五以来、代々尾張徳川家の茶頭方。明治以後は名古屋で継承されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

まつおりゅう【松尾流】

江戸中期に成立した茶道流派。千宗旦の高弟,楽只軒(らくしけん)松尾宗二(1579‐1658)の曾孫宗二が開いた一派だが,遠祖辻玄哉が武野紹鷗の弟子であったので玄哉をもって初代とし,その子辻五郎(のち松尾と改名)を2代,宗旦の弟子楽只軒宗二を3代,正行院宗政を4代,真行院宗俊を5代,そして宗俊の養嗣松尾流1世宗二を6代とし,爾来当代11世16代に至る。ちなみに1世宗二(1677‐1752)は通称治兵衛,名を重賢といい,京都に住んで茶法を表千家6世覚々斎宗左に学んだが,のち名古屋に移り,茶道を広めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

松尾流
まつおりゅう

茶道流派の一つ。武野紹鴎(たけのじょうおう)の弟子辻玄哉(つじげんさい)を遠祖とし、千宗旦(せんのそうたん)の門弟で四天王の一人に数えられることもある物斎(ぶっさい)・楽只軒(らくしけん)松尾宗二(そうじ)(1579―1658)の曽孫(ひまご)宗二(1677―1752)を流祖とする。ただし、辻玄哉を初代とし、宗二を6代とすることもある。初代宗二は京都に生まれ、初め宗旦流の茶を町田秋波(しゅうは)に学んだが、のち表千家6代覚々斎宗左について皆伝を得、名古屋地方へ赴き、茶道を広めることになった。『敝帚(へいそう)記』の著述がある。2世宗五(そうご)(1701―71)は翫古斎(がんこさい)と号し、『翫古随筆』の著がある。5世宗五(1792―1830)は茶室、造園を好み、書画なども多く残して松尾流中興とされる。現在、名古屋市東区の楽只軒で13世(宗典(そうてん))を継承している。[筒井紘一]

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