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松村景文 まつむら けいぶん

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美術人名辞典の解説

松村景文

江戸後期の四条派の画家。京都生。呉春の末弟。通称は要人、幼名は直治、字は子藻、号は華渓。兄より絵の指導を受け、また円山応挙の写生風を学び一家を成す。天保14年(1843)歿、65才。

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デジタル大辞泉の解説

まつむら‐けいぶん【松村景文】

[1779~1843]江戸後期の画家。京都の人。松村月渓の異母弟。優麗な花鳥画にすぐれ、月渓の後継者として四条派の発展に貢献した。代表作に「花鳥図襖」など。呉景文。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

松村景文 まつむら-けいぶん

1779-1843 江戸時代後期の画家。
安永8年9月5日生まれ。松村月渓(呉春)の異母弟。優麗な花鳥画を得意とした。兄なきあと四条派の中心となる。天保(てんぽう)14年4月26日死去。65歳。京都出身。字(あざな)は士藻。通称は要人。号は華渓。呉景文ともいう。作品に「花鳥図襖(ふすま)」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

松村景文

没年:天保14.4.26(1843.5.25)
生年:安永8(1779)
江戸後期の四条派の画家。呉景文ともいう。京都の人。初名は直治,字は士藻,号は華渓,通称要人。呉春の異母弟で,彼に画を学んだ。兄といっても呉春とは親子ほど年齢が離れている。四条に住んで,妙法院に出仕した。花鳥画を得意とし,大作は少ないが「墨色の美麗なるは兄に勝る所あり」ともいわれた。写生にはげみ,淡白で軽妙な筆使いで花卉などを描いた四十数冊の写生帳(堂本美術館蔵)が残っている。文政12(1829)年京都祇園会の長刀鉾の天井裏に描いた「群鳥図」は景文の名を高めた。兄のあとを継いで四条派の隆盛をもたらした。65歳で没し,金福寺の呉春墓の側に葬られた。<参考文献>榊原吉郎『景文の写生帳』,山川武編『日本屏風絵集成』8巻

(河野元昭)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

まつむらけいぶん【松村景文】

1779‐1843(安永8‐天保14)
江戸後期の四条派画家。幼名は直治,通称は要人,字は士藻。別号に華渓がある。金座年寄役松村嘉左衛門匡程の子,呉春の異母弟として京都に生まれる。妙法院宮の近侍となり,儒医小石玄瑞らと交わって影響を受ける。画法を呉春に学んで軽妙な筆致を駆使した花鳥画に新機軸を出し,四条に住して呉春没後四条派の中心となった。京都祇園会の長刀鉾(なぎなたぼこ)の天井画《群鳥図》,《草花図輿装飾画》(妙法院),《花鳥図襖》(根津美術館)がある。

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大辞林 第三版の解説

まつむらけいぶん【松村景文】

1779~1843) 江戸後期の画家。京都の人。呉景文とも称す。呉春の弟。花鳥画を得意とし四条派の発展に貢献。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

松村景文
まつむらけいぶん

[生]安永8(1779).京都
[没]天保14(1843).4.26. 京都
江戸時代後期の四条派の画家。呉春の異母弟。名は直治,字は子藻,通称は要人 (かなめ) 。景文は号。呉春に画法を学び,写生風の花鳥画に長じた。特にはけ描きによる軽快な筆致の妙は兄をしのぎ,四条派は景文によってさらに発展した。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

松村景文
まつむらけいぶん
(1779―1843)

江戸後期の画家。通称要人、字(あざな)は士藻、号は華渓。京都四条に住し、妙法院宮の近侍を勤めた。画を兄の松村月渓(げっけい)に学び、その画風をさらに洗練させ、優麗で瀟洒(しょうしゃ)な花鳥画を多数描いた。その作品は19世紀の京都市民に愛好され、兄亡き後の四条派の興隆と発展に大いに貢献した。代表作に『花卉蔬菜(かきそさい)図巻』(大阪市立美術館)、『夏汀葦魚(かていいぎょ)図』(池田市・逸翁美術館)、『簸竹(はちく)図』(神戸市・香雪美術館)などがある。[玉蟲玲子]

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