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根圧 コンアツ

デジタル大辞泉の解説

こん‐あつ【根圧】

根が地中から吸収した水を地上の茎や葉に押し上げる圧力。道管内の水を押し上げるの圧力。

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百科事典マイペディアの解説

根圧【こんあつ】

植物の根に生ずる圧力で,道管内の水を上方に押し上げるように働く。地上部の切口,あるいは幹にあけた穴に取り付けた根圧計で測定する。春先の開葉前に最大値を示し,開葉とともに低下,夏には負圧を示すこともある。

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世界大百科事典 第2版の解説

こんあつ【根圧 root pressure】

根に生じる水圧で,道管内の水を上方に押し上げる圧力をいう。植物体内の水の上方への移動は,水の凝集力を介して行われる蒸散の〈引き〉と,根圧の〈押し〉とによっている。したがって,根圧による水の移動は,蒸散が行われていない場合でも見ることができる。すなわち,植物の幹を地上から少し上の所で切った場合,この切口から液が染み出てくることがしばしばある。これを溢泌(いつぴつ)または出水,出液bleeding,exudationという。

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大辞林 第三版の解説

こんあつ【根圧】

植物の根に生ずる水圧。道管内の水を上方に押し上げるように働く。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

根圧
こんあつ

植物の茎の道管内の水を押し上げる根の圧力。ヘチマなどの茎を切ると切り口から汁液が出てくるが、これは根からの圧力によるもので、その力は2~5気圧といわれるが、一般にははるかに低い。春先に葉が開く前に根圧が高まり、葉が開くとともに低下する。根圧は、葉による蒸散流が完成するまでの一時的な水の上昇に関与する補助的な役割を果たすものと考えられる。根の代謝活性に左右されるので、根圧の発生は能動的な過程とみなされている。[吉田精一]

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