日本歴史地名大系 「梅谷村」の解説
梅谷村
うめだにむら
地名の初見は「今昔物語集」巻一三「比叡山僧光日、読誦法花語」で、僧光日が「梅谷ト云フ所ニ籠居テ、年来法花経ヲ読誦シテ、専ニ仏道ヲ修行ス」と記す。一条兼良の美濃国への旅を綴る「ふち河の記」に、文明五年(一四七三)五月「さるほどに二日のあけがたに、ならの京を立て般若寺さかをこえ、梅谷などいひて、人はなれこころすごき所々をへて」とあり、梅谷の集落はまだなかったことがわかる。
梅谷村
うめたにむら
梅谷村
うめだにむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報