出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
(矢部良明)
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…江戸中期には京都に高槻(たかつき)七宝が7代つづき,また加賀七宝,近江七宝なども知られている。幕末天保(1830‐44)のころには,尾張国服部村の梶常吉(かじつねきち)(1803‐83)がオランダ七宝を研究し,その技を会得した。現在この付近は七宝町と呼ばれて存在している。…
…下総旭町(現,千葉県旭市)に生まれ,若くして江戸へ出て職を転々としたのち,七宝技術を習得した。七宝技術は江戸時代末に,尾張の梶常吉(1803‐83)がオランダ七宝を研究し再興させていたが,濤川は梶に学んだ塚本貝助(1828‐97)を招き,またドイツ人応用化学者G.ワーグナーの助言を得て七宝技術を革新し,世界的評価を得るまでに至った。1879年の第2回内国勧業博覧会で名誉金賞を受けた〈春月栖烏図額〉〈芳野川図花瓶〉は有線七宝によるものであったが,この後,無線七宝を完成させる。…
※「梶常吉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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