コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

楊億 ようおく Yang Yi

3件 の用語解説(楊億の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

楊億
ようおく
Yang Yi

[生]開宝7(974)
[没]天禧4(1020)
中国,宋初の詩人。浦城 (福建省) の人。字,大年。神童の名が高く,太宗の愛顧を受け,光禄寺丞,著作郎を歴任,翰林学士に進んだ。晩唐の李商隠の詩の形式的な模倣に熱中し,同僚の高官と華美な表現の抒情的な詩を応酬し,いわゆる西崑派の中心として宋初の詩風を代表するが,内容が空疎であるため,王禹しょう梅堯臣らの新しい宋詩の勃興とともに忘れられていった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

ようおく【楊億】

974~1020) 中国、北宋の文学者・詩人。福建省の人。「冊府元亀さつぷげんき」の編纂にあたる。唱和詩をまとめた「西崑酬唱集」は西崑体と称され、宋初の詩壇に大きな影響を及ぼした。 → 冊府元亀

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

楊億
ようおく
(974―1020)

中国、宋(そう)代の詩人。字(あざな)は大年(たいねん)。建州浦城(ほじょう)(福建省浦城県)の人。11歳のとき神童の評判を聞いた太宗(たいそう)に詩賦を試みられ、秘書省正字の官を授けられた。1006年(景徳3)に翰林(かんりん)学士となり、同僚の劉(りゅういん)、銭惟演(せんいえん)らと唱和した詩を集めて『西崑酬唱(せいこんしゅうしょう)集』二巻を編み、その詩のスタイルを西崑体と称した。それらはもっぱら晩唐の李商隠(りしょういん)の近体詩を模倣しようとしたもので、典故を多用する華麗な修辞を特色とするが、内容は類型的で浅い。著に『武夷(ぶい)新集』20巻(もと194巻という)がある。[横山伊勢雄]
『前野直彬編『宋詩鑑賞辞典』(1977・東京堂出版)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の楊億の言及

【冊府元亀】より

…1000巻,目録10巻。王欽若,楊億らの奉勅撰。1005年(景徳2)から13年(大中祥符6)にかけて完成された。…

※「楊億」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

楊億の関連キーワードNエヌ没・歿勃・歿・没和同開珎・和同開宝三角数Diaz de la Peña,N.開宝寺開宝寺塔

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone