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概算要求 がいさんようきゅう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

概算要求
がいさんようきゅう

各省 (大臣) が財務省 (大臣) に対して行う翌年度の歳入歳出予算繰越明許費および国庫債務負担行為見積りをいう。各省内の各部局からの積上げ作業の結果として作成され,毎年8月 31日までに財務大臣に送付しなければならない (財政法 17,予算決算及び会計令8) 。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

概算要求

各省庁が政策を実施するのに必要な経費を要望書にまとめ、予算を所管する財務省に送付すること。予算編成は、予算のフレームワークをまず決めてから、予算を作成するという覆審手続きという手順を踏む。予算のフレームワークをなすこの計数を、概算という。概算要求とは正確には、予算の概略である概算を要求することになる。概算要求に基づいて概算査定が実施され、財務省原案(財務省の概算概略案)が閣議に提出される。この財務省原案に基づいて、予算の概算を決定する閣議を概算閣議という。概算要求に関しては、歳出抑制という観点から、閣議の申し合わせによる要求限度額が慣例として設けられ、これを概算要求基準(シーリング)といっていた。しかし、平成14(2002)年度予算編成からは、経済財政諮問会議の「骨太の方針」を閣議決定してから予算を編成するという手順が採られている。ただし、平成15(03)年度以降の予算編成では、6月の経済財政諮問会議の決定に先立ち、財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会が「予算編成の基本的考え方について」建議を行う慣行が財務省側から採られるようになっている。

(神野直彦 東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

概算要求

各省庁が財務省に対して行う次年度予算の最初の要求。例年、政府が7月ごろに閣議で決める概算要求基準(シーリング)に従い、8月末をめどに提出する。シーリングとは、予算要求を絞り込ませるため、事業分野ごとに設定する限度額。これまでは、財務省が年末にかけての査定を通じて要求額を削り、12月下旬に政府予算案を決めていた。

(2009-09-29 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

がいさん‐ようきゅう〔‐エウキウ〕【概算要求】

国の予算編成に先立って、各省庁が毎年8月末までに財務省に翌年度予算の見積りに関する資料を提出すること。→シーリング

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百科事典マイペディアの解説

概算要求【がいさんようきゅう】

毎年8月末までに政府の各省庁が大蔵大臣に提出する,あらかじめ決められた基準(シーリング)の範囲内での次年度の予算要求のこと。各所掌にかかわる歳入・歳出継続費繰越明許費国庫債務負担行為の見積書であり,大蔵大臣はその後,年末にかけてこの説明を各省庁から受けて審査し,予算の大蔵原案を作る。

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大辞林 第三版の解説

がいさんようきゅう【概算要求】

国の予算の編成に先立ち、政府各省庁が、例年八月末日までに財務省に提出する次年度の予算要求。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

概算要求
がいさんようきゅう

日本政府の各省庁が財務省に対し、翌年度の政策を実行するために必要なおおまかな予算を要求すること。歳入、歳出、継続費、繰越明許費国庫債務負担行為の見積りからなり、財政法第17条に基づき、毎年8月末までに財務省へ提出しなくてはならない。歳出額が野放図(のほうず)に膨らむのを抑制するため、財務省はあらかじめ概算要求額の上限となる概算要求基準(シーリングceiling)を各省庁に提示し、これに沿って各省庁が概算要求を行う。財務省は、各省庁から提出された概算要求に盛り込まれた政策や経費について、ひとつひとつ費用対効果を考慮しながら精査・削減したうえで、各省庁の予算を積み上げて翌年度政府予算案を作成する。なお民主党に政権交代した2009年(平成21)、鳩山由紀夫(はとやまゆきお)政権は「官僚主導の画一的な予算配分を見直す」として概算要求基準を撤廃したが、要求額が増大して予算編成に支障をきたしたため、翌2010年の菅直人(かんなおと)政権は概算要求基準を復活した。[矢野 武]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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