材料は有用な機能(はたらき)をもっているので、すべての材料は機能材料といえるが、通常、各種装置、製品の構造要素を支える力学的な機能をもつ構造材料を除外して、電気、磁気、光、熱などの物理量が関係する材料群を対象にしている。その背景には、科学、工業の発展にとって、とくに注目しなければならない材料であるとの意味が含まれている。したがって、構造材料であっても、高温、高圧、高速など特殊な条件下で使用する材料をも機能材料として含める場合も多く、その定義はかならずしも明確ではない。
機能材料を用途別に示せば、半導体、超電導体、セラミック材料などの電気関連材料、磁性材料、発光ダイオード、光ファイバーなどの光関連材料、太陽電池、核燃料などエネルギー関連材料、超硬合金、形状記憶合金、セラミックスなどの機械関連材料、防振・楽器用などの音・振動関連材料、電池、触媒などの化学関連材料、歯科用、人工骨など医療関連材料などである。
[本間基文]
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新