デジタル大辞泉
「欠画」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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けっ‐かく‥クヮク【欠画・闕画】
- 〘 名詞 〙 漢字の筆画を省くこと。特に中国で、天子、貴人、祖先の名と同一の文字を書くことを避ける避諱の方法の一つ。「丘」を「
」、「玄」を「
」と書く類。欠字(かけじ)。欠筆。- [初出の実例]「清朝の人の文に、欠画をなせる事あるを見て」(出典:時文摘紕(1795))
- [その他の文献]〔困学紀聞‐雑識〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「欠画」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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欠画 (けっかく)
欠筆(けつぴつ),欠字(かけじ)ともいい,闕画とも書く。中国唐代におこり,長上の者の諱(いみな)(実名)に用いられた文字と同一の文字を使うことを遠慮し,文字(漢字)の一画を省略することをいう。避諱の一つ。筆順で最後の一画を省くことが多い。宋代に多く,清代にも及んだという。
→闕字
執筆者:編集部
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の欠画の言及
【闕字】より
…これは皇祖,皇祖妣,皇考,皇妣(天皇の祖父母と父母),先帝,天子,天皇,皇帝,陛下などの文字や天皇の諡(おくりな)は,次の行の行頭に書くもの。中国では,ほかに擡頭(たいとう),闕画(けつかく)(欠画)も行われた。前者はもっとも丁寧な方法で,敬意を表す文字をふつうの行頭より上に出すもの。…
※「欠画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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