正学(読み)せいがく

精選版 日本国語大辞典 「正学」の意味・読み・例文・類語

せい‐がく【正学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 真理を窮める正しい学問。正統な学問。
    1. [初出の実例]「好韓欧古文者既少。志于伊洛之学者益少。况志于孔孟之正学者。千万人中之一人耳」(出典童子問(1707)下)
    2. [その他の文献]〔史記‐儒林伝・轅固生〕
  3. しょうがく(正学)

しょう‐がくシャウ‥【正学】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏法の悟りを開くこと。また、正しく仏の教えを学ぶ者。
    1. [初出の実例]「計我避外道従仏学故可上レ正学」(出典:維摩経義疏(613)弟子品)
  3. せいがく(正学)

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普及版 字通 「正学」の読み・字形・画数・意味

【正学】せいがく

正しい学問。〔史記儒林、轅固生伝〕固のせらるるや、(せつ)の人孫弘も亦たせらる。目を側(そば)めて固を見る。固曰く、孫子、正學を務めて以て言へ。曲學以て世に阿(おもね)ること無(なか)れと。

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百科事典マイペディア 「正学」の意味・わかりやすい解説

正学【せいがく】

寛政改革一環で行われた寛政異学の禁では,朱子学を正学とし,それ以外の古学派古文辞学派折衷学派などを異学とし,幕府教育機関での教育を禁じた。

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