デジタル大辞泉 「正定聚」の意味・読み・例文・類語 しょうじょう‐しゅ〔シヤウヂヤウ‐〕【正定×聚】 必ず仏となることの決まった聖者。不退転の菩薩ぼさつたち。真宗では、他力真実の信心を得た者をいう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「正定聚」の意味・読み・例文・類語 しょうじょう‐じゅシャウヂャウ‥【正定聚】 〘 名詞 〙 仏語。三聚の一つ。衆生を三種に分けたうち、仏果を得ると定まっているもの。真宗では阿彌陀仏の本願を信じて疑いなければ現世において正定聚にはいるとしている。[初出の実例]「縁二仏願力一故、住二正定聚一住二正定聚一故、必至二滅度一」(出典:教行信証(1224)二)[その他の文献]〔長阿含経‐八〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「正定聚」の意味・わかりやすい解説 正定聚しょうじょうじゅ 仏教用語。人々が悟りを得る可能性を3種類に分けるなかの一つ。必ず仏陀になると決定しているもの。浄土真宗では,阿弥陀仏の救いを信じて歓喜し,疑わない心によって現身に如来に等しい正定聚になりうるとする。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報