不退転(読み)フタイテン

デジタル大辞泉 「不退転」の意味・読み・例文・類語

ふ‐たいてん【不退転】

信念を持ち、何事にも屈しないこと。「不退転決意
不退」に同じ。
[類語]不撓不抜剛直不屈剛毅剛健堅固確固強固強靭タフ不撓ふとう不屈堅忍不抜剛毅豪胆大胆大胆不敵不敵放胆豪放豪快磊落らいらく肝が据わる肝っ玉が据わる・腹が据わる度胸が据わる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不退転」の意味・読み・例文・類語

ふ‐たいてん【不退転】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふたい(不退)退転
    1. [初出の実例]「一生の間不退転の位を期して、阿閦仏の像を図絵し奉る事、一千躯也」(出典:今昔物語集(1120頃か)六)
    2. [その他の文献]〔無量寿経‐上〕
  3. ふたい(不退)
    1. [初出の実例]「毎月今日は、誰殿の方へ不退転(フタイテン)の御祈祷に参」(出典:雲形本狂言・布施無経(室町末‐近世初))
  4. ふたい(不退)「不退転の決意」
    1. [初出の実例]「春雨や何彫る君の不退転」(出典:新傾向句集(1915)〈河東碧梧桐〉明治四〇年)

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