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死海写本 しかいしゃほん

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百科事典マイペディアの解説

死海写本【しかいしゃほん】

死海文書〉とも。死海北西岸に近いクムラン地区の洞穴などから,1947年以来相次いで発見された,大半が旧約聖書の前3世紀から後1世紀ごろの古写本と教団文書の総称。
→関連項目死海

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デジタル大辞泉プラスの解説

死海写本

死海北西岸の洞窟群で、1947年以降複数回にわたり発見されたヘブライ語アラム語で書かれた古文書群の総称。「死海文書」ともいう。紀元前3世紀ごろ~紀元1世紀ごろに成立したとみられている。クムラン教団修道院跡で多くの文書が発見されたことから「クムラン文書」「クムラン写本」ともいう。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

しかいしゃほん【死海写本 Dead Sea Scrolls】

1947年以来,死海北西岸の岩山のクムラン洞穴群を中心とし,北はイェリコ北方のワーディー・アルダリヤから,南は死海西岸のワーディー・ムラッバアト,ナハル・ヘベル,マサダに至る各地で発見された,羊皮・パピルス等の文書の総称。大部分は断片であるが,その数は700点あまりに上る。狭義にはクムランの11の洞穴から出た〈クムラン文書〉だけを指す。前3~後1世紀のものと推定され,大半がヘブライ語・アラム語で書かれたユダヤ教文書であるが,〈クムラン文書〉以外には,ナバテア語やギリシア語の法律文書・手紙も含まれる。

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世界大百科事典内の死海写本の言及

【クムラン】より

…1951‐56年に,古い要塞の跡からこれら古代写本の所有者と思われる共同体の大きな建物の全構造が明らかにされた。それは今日〈クムラン共同体(教団)〉と呼ばれ,出土写本群は〈クムラン写本〉または〈死海写本〉と呼ばれている。この共同体は修道院的性格をもった祭司集団で,前130年ころ〈義の教師〉なる人物によってエルサレムの神殿祭儀に反対して創設された。…

【聖書】より

…その系統の完全な本文である〈レニングラード写本〉(1008)およびその4分の1が失われた〈アレッポ写本〉(930ころ)が最近の学問的校訂本の底本として使用されている。なお今日では各種の古代語訳とともに,1947年以後の数年間に死海北西岸のクムラン洞穴などから発見された,前2世紀から後2世紀にさかのぼる〈死海写本〉の読みが本文の校訂や批評のために参照されている。近年の完結したすぐれた学問的校訂本は,キッテル=カーレ編集の《ビブリア・ヘブライカ》(第3版1937,第7版1951)およびこれに代わるエリガー=ルドルフ編集の《ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア》(1967‐77)である。…

【聖書考古学】より

…しかし聖書考古学の最大の成果は,資料の乏しかった古代パレスティナに対して,パピルスや粘土板,石碑,オストラコン(陶片)などに記された文字資料を提供したことであろう。ことに死海北端西側の段丘上にあったクムラン教団修道院跡周辺の洞窟から発見された死海写本は,《イザヤ書》《ハバクク書註解》などを含み,20世紀最大の発見とさえいわれた。さらにこうした文字資料の発見は,歴史的背景や歴史的事実と聖書との関連の解明に,大きな手がかりを与えたばかりでなく,聖書の本文確立への貴重な資料となり,また古代ヘブライ語やアッカド語など関連諸言語の解明に貢献している。…

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