気軽(読み)キガル

デジタル大辞泉 「気軽」の意味・読み・例文・類語

き‐がる【気軽】

[形動][文][ナリ]こだわったり面倒がったりしないで行動に出るさま。また、堅苦しくなくて、気がおけないさま。「気軽に引き受ける」「気軽な格好で出掛ける」
[派生]きがるさ[名]
[類語]安直簡単気楽のんき安楽太平楽安閑左団扇能天気気軽いのうのうのほほんぬるま湯につかる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気軽」の意味・読み・例文・類語

き‐がる・い【気軽】

〘形口〙 性質態度などが、さっぱりしていて気がおけない。きさくである。また、考えこまずに簡単に行動するさま。
※浄瑠璃・日本武尊吾妻鑑(1720)二「梟帥もおかしさ胸でけし、気がるい奴とまぎらして」
※銀二郎の片腕(1917)〈里見弴〉「ちょっと冬の間だけ遊びがてら行って来るといふやうに気軽くは考へられなくなってゐた」
きがる‐げ
〘形動〙
きがる‐さ
〘名〙

き‐がる【気軽】

〘名〙 (形動)
性格や行動、判断などが、さっぱりとしていて、気がおけないこと。うちとけやすいこと。もったいぶらないさま。きさく。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② あまり慎重に考えないで、簡単に行動すること。また、そのさま。
茶話(1915‐30)〈薄田泣菫主人の頭を叩く女「殿様は余程気軽(キカル)な時でないと、滅多に月代(さかやき)を剃らうとは言ひ出さなかった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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