簡単(読み)カンタン

デジタル大辞泉 「簡単」の意味・読み・例文・類語

かん‐たん【簡単/簡短】

[名・形動]
物事が大ざっぱで単純なこと。また、そのさま。「―な作り」「―な説明
時間手数がかからないこと。また、そのさま。「―に問題が解ける」「批判するだけなら―だ」
[派生]かんたんさ[名]
[類語](1単純簡略簡素簡約簡潔手短てみじか簡便簡易安直あんちょくシンプル軽便コンパクト/(2安易平易軽易たやすい容易簡略簡易手っ取り早いやすいらく手軽手軽い造作ない訳ないくみやす易易いい軽い・軽く・悠悠生易しいイージー朝飯前楽勝お茶の子お茶の子さいさい河童かっぱたなごころを返す労せずして赤子の手をひねるお手の物事も無げ見す見すまんまと物ともせずすんなりすいすい首尾良くちょいちょいちょちょいのちょい(連用修飾語として)易易やすやす楽楽らくらく難なく苦もなく手もなくあっさり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簡単」の意味・読み・例文・類語

かん‐たん【簡単・簡短・簡端】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 単純でわかりやすいこと。また、そのさま。あっさりしていて手数のかからないようす。てみじか。簡略。
    1. [初出の実例]「王勃『滕王閣』の詩は、殊に簡短にして淡薄なり」(出典:夜航余話(1836)下)
    2. 「依りて簡端(カンタン)一言を贅しもって感読を謝すると爾云」(出典安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)

簡単の語誌

「改正増補和英語林集成」では「簡単」「簡短」の二語は別項目になっており、元来は使い分けていたものか。明治時代には「簡単」はまれでほとんど「簡短」が用いられている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「簡単」の読み・字形・画数・意味

【簡単】かんたん

てがる。

字通「簡」の項目を見る

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