のほほん(読み)ノホホン

デジタル大辞泉 「のほほん」の意味・読み・例文・類語

のほほん

[副]何もしないで、または気を使わないでのんきにしているさま。「お坊ちゃん育ちののほほんとした男」「毎日のほほんと暮らしている」
[類語]伸び伸びのんびりゆったりゆっくり伸びやか駘蕩気楽のんき安楽太平楽安閑左団扇能天気気軽気軽いのうのうぬるま湯につかるぶらぶらごろごろちんたらぐうたらぬらりくらりのらりくらりのらくらだらだらものぐさ無気力だらけるのんべんだらり風太郎その日暮らし便便だらり便便ずぼらだらしないしだらないぬらくらちゃらんぽらん無精ルーズふしだら自堕落ずるける怠ける手を抜く手抜き骨惜しみのろのろもたもたぐずぐず投げ遣りレイジー怠慢怠惰無為拱手きょうしゅ横着怠るサボるイージーイージーゴーイング風の吹くまま気の向くまま油を売るまったり漫然たるむぬるま湯もさくさもさっともさもさのそりのさのさのそのそとぼとぼのこのこのっそりそろそろのろまのっしのっしのしのし遅いのろいのろくさいまぬるいまのろいスロー緩慢とろいまだるいまだるっこいにぶ緩徐遅緩スローモー遅遅ぼやぼや鈍重どんとろとろぼちぼちぼつぼつぽつぽつ徐徐徐徐にじわじわじわりじわりじりじりのたりのたりのたりそろりゆるゆる悠然悠悠

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精選版 日本国語大辞典 「のほほん」の意味・読み・例文・類語

のほほん

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) これといったこともなく、のんびりしているさま、また、格別の動きもなく、そのままの状態でいるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「小哥こそおくれたりとも三左や五郎がうたせっきゃう、のほほんよほほんある物でなし」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)ゑひすや座惣論)
    2. 「斯様にノホホンとしてゐられる己れをすまなく感じた」(出典:故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉六)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事にとんちゃくしないで、気ままにのんびりとしていること。また、そのさまやそういう性格の人。
    1. [初出の実例]「身儘気儘ののほほんは浮世の中の御厄介」(出典:西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一四)

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