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水上スキー すいじょうスキーwater skiing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水上スキー
すいじょうスキー
water skiing

スキーを着用し,モーターボートなどに引かれて水上を滑走するスポーツ。ウォータースキーともいう。ボート後部につながれたロープの柄を握り,やや後方にそりながら乗る。 1922年,アメリカ合衆国のラルフ・サミュエルソンが自作の木製スキーで初めて滑走に成功して以来,アメリカおよびヨーロッパ各国に普及した。 1939年ニューヨークで全米選手権大会が,1949年フランスで世界選手権大会が初めて開催された。 1946年世界水上スキー連合 World Water Ski Union; WWSU (のち国際水上スキー連盟 International Water Ski Federation; IWSFに改称) 設立。日本では 1955年に日本水上スキー連盟が創立,同年から全日本水上スキー選手権大会が始まった。主要競技種目は,ジグザグに設置されたブイを回るスラローム,飛距離とフォームを採点するジャンプ,水面回転や空中回転,横滑りなどの曲乗りを行なうトリックの3種。ほかに長距離レース,耐久レース,カイトなどの単一種目もある。

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デジタル大辞泉の解説

すいじょう‐スキー〔スイジヤウ‐〕【水上スキー】

モーターボートにつないだロープに引かれて、スキーで水面を滑走するスポーツ。

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百科事典マイペディアの解説

水上スキー【すいじょうスキー】

スキー状の板(長さ1.7m,幅16cm程度)をはき,モーターボートに結んだロープに引かせて水上を滑走するスポーツ。1920年代米国で創案されたもの。第2次大戦後モーターボートの性能が向上し,小型でスピードの出せるモーターボートが普及するにつれ,水上スキーの愛好者が急増した。
→関連項目スラローム

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世界大百科事典 第2版の解説

すいじょうスキー【水上スキー water skiing】

スキーをはき,モーターボートにつけた引綱で引かれて,水面を滑走する水のスポーツ。現在のような水上スキーの原形は,1920年代にアメリカで創案され,フランスを中心にヨーロッパでも行われるようになった。第2次大戦後,モーターボートが発達し,その愛好者が増えるのに応じて水上スキーも大きく発展した。1949年フランスで初めて世界選手権大会が開催され,55年には世界水上スキー連合(WWSU)が設立された。 日本では大正の終わりごろ,箱根芦ノ湖で外人が行ったのが最初のようである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水上スキー
すいじょうすきー
water skiing

モーターボートで曳航(えいこう)されるスキーに乗り、水上を滑走するスポーツ。その発生については、いろいろの説があるが、モーターボートの発展と密接な関係がある。モーターボートが一般の乗り物として普及してきた19世紀なかばごろ、スキー板に似たアクアプレーン(波乗り板)をモーターボートに引かせてスピードを楽しむことが流行した。このアクアプレーンを1924年アメリカのフレッド・ウォーラーが改良し、ドルフィン・アクアスキーと名づけて特許をとった。これが水上スキーの原型といわれている。同じころ、フランスでは湖上でボートに引かせたスノースキーに乗って楽しんでいた。これがヨーロッパでの水上スキーの始まりとされている。第二次世界大戦後アメリカでは、モーターボートブームがおこるとともに、水上スキー愛好者も急増した。
 1939年アメリカ水上スキー協会が設立され、以後、第二次世界大戦中を除いて毎年アメリカ国内および国際オープン競技会が開催されている。1949年にはフランスのジャン・レ・パンで第1回世界選手権大会が開かれた。1955年ヨーロッパの国際水上スキー連合とアメリカの水上スキー協会とが合併することになり、新たに世界水上スキー連合(WWSU)が発足した。以後2年目ごとに世界選手権大会が開かれているが、アメリカが圧倒的強さを誇っている。
 日本では第二次世界大戦後、アメリカ駐留軍が芦(あし)ノ湖、琵琶(びわ)湖などで行ったのが最初で、1955年(昭和30)には日本水上スキー連盟が結成され、以後毎年選手権大会が開かれている。1958年には世界水上スキー連合に加入し、59年にはイタリアのトリノの選手権大会に初めて選手を送っている。
 競技はスラローム(回転)、トリック・ライディング(曲乗り)、ジャンプの3種が代表的な種目で、この3種目の総合得点で争われる。このほか長距離レースがあり、マイアミビーチの200キロメートルレース、イギリス海峡横断レースが有名である。[石井恒男]

用具

スキーは1本(モノスキー)と2本(ペアスキー)のものがあり、それぞれ競技用とスタンダード型(一般用)に分かれている。後者は長さ175センチメートル、幅17センチメートルで、合板材・プラスチックなどでつくられている。中央のゴムの締め具で足を固定している。トー・ロープ(引き綱)は直径5.5~6.5ミリメートル、長さは23メートルで、スキーヤーは綱の先の把手(とって)を握って滑る。ボートは普通、時速24~58キロメートルのスピードで操作される。救命胴衣も必要である。ウェットスーツは、着用すると一年中スキーができるので、トレーニングには欠くことができない。[石井恒男]

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