コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

水力機械 すいりょくきかい hydraulic machinery

5件 の用語解説(水力機械の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水力機械
すいりょくきかい
hydraulic machinery

水のエネルギーを取出して有用な機械的仕事に変えたり,逆に機械的動力を水に与えて水のエネルギーを増加させる機械の総称。前者には各種水車,後者には各種のポンプがある。水力機械は圧力が飽和蒸気圧以下になるとキャビテーション (→空洞現象 ) を発生するため,この点に注意した設計がなされる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

すいりょく‐きかい【水力機械】

液体エネルギーを機械エネルギーに変換させたり、液体に位置・圧力・運動などのエネルギーを与えて仕事をさせたりする機械の総称。主に水を利用するのでいう。水車・ポンプなど。流体機械

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

水力機械【すいりょくきかい】

作動流体として液体を取り扱う機械の総称。水を吸う場合が最も多いのでこう呼ぶが,油類や薬品類の場合も多い。液体のもつエネルギーから機械的エネルギーを得る原動機には水車,逆に液体に運動エネルギーを与えるものには各種のポンプがあり,伝動装置には流体継手トルクコンバーターなどがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

大辞林 第三版の解説

すいりょくきかい【水力機械】

水の流れによって生じる力を利用して機械的仕事をしたり、逆に、機械的動力を水に加えて水の勢いを増加させたりする機械の総称。水車・ポンプ・水圧機・水力継ぎ手など。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水力機械
すいりょくきかい

液体を作動流体とするエネルギー変換機の総称。液体としては水を扱う場合が多いので水力機械とよばれる。油や化学薬品などの液体を扱うこともあるが、これらの液体も非圧縮性流体であるという点で水と同じである。ただし、油の場合は粘性の大きいこと、薬品の場合は腐食性について考慮する必要がある。
 水力機械の歴史は古く、紀元前1000年ごろにはナイル川流域、ユーフラテス川流域、中国などで製粉用に水車が用いられていたといわれる。
 一般に、流体のもつエネルギーは、位置のポテンシャルエネルギー、運動エネルギー、圧力エネルギーの力学的エネルギーと、内部エネルギーといわれる熱エネルギーとに分けられる。水力機械内部での水温の変化は小さく、内部エネルギーの変化はほとんどないので、水力機械は液体のもつ力学的エネルギーと仕事(機械的エネルギー)との間の変換機であるといえる。 水力機械は、その使用目的、すなわちエネルギー変換の方向によって、四つに分類することができる。
(1)エネルギーをもった液体を流入させ、機械内部を通過する間に、液体のもつエネルギーを機械の軸動力という形の機械的エネルギーに変化させる機械。
(2)電動機や内燃機関のような原動機から機械的エネルギーを受け取って液体を吸い込み、液体にエネルギーを付与して送り出す機械。
(3)前述の(1)(2)の両機能を組み合わせることにより、液体を介して動力を伝達する装置。
(4)回転方向の切換えにより、(1)(2)の両機能を1台だけで実現する機械。
 水車すなわち水タービンは、上部貯水池内の水のもつ位置エネルギーを、発電機を回すという仕事に変換しており、(1)の代表的なものである。そのほか、ポンプなどから送られる高圧の液体によって作動する液圧機械なども(1)の機能を果たしている。電動機によって駆動され、液体の位置エネルギーや圧力エネルギーを高めている各種のポンプは(2)の例である。(3)には、車両の駆動などに用いられるトルクコンバーターtorque converterや油圧伝動装置が含まれる。(4)の例であるポンプ水車は、電力需要のピーク時には水タービンとして発電機を駆動し、電力に余裕のあるときには電動機により駆動され、水を上部貯水池に揚水するために用いられる。
 水力機械を作動原理によって分類すると、ターボ型機械、容積型機械、特殊型機械に分けられる。ターボ型機械は、回転する羽根車を介してエネルギーの変換を行うもので、渦巻ポンプ、タービンポンプ、プロペラポンプ、フランシス水車、カプラン水車、トルクコンバーターなどがこの形式に属する。容積型機械は、ピストン、プランジャー、またはローターなどの押し除(の)け作用によりエネルギー変換を行うもので、往復ポンプ、歯車ポンプ、ねじポンプ、油圧モーター、油圧伝動装置などが含まれる。特殊型機械は、ターボ型、容積型以外の種々の形式のもので、水撃ポンプ、気泡ポンプ、ジェットポンプ、ペルトン水車などがある。[池尾 茂]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の水力機械の言及

【流体機械】より

…空気の流れである風から動力を取り出すものは風車,高圧の空気を膨張させて動力を取り出す容積形のものを空気モーターという。また,空気(広くは気体一般を含める)を対象とするものを空気機械,水(広くは液体一般を含める)を対象とするものを水力機械と呼ぶことも多い。なお,真空を作り出すために使われる真空ポンプは,その作用としては圧縮機と同等である。…

※「水力機械」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

水力機械の関連キーワードエネルギー代謝熱エネルギー熱効率海洋エネルギー機械的エネルギー二次エネルギー維持のエネルギーエネルギー学エネルギー-タンパク質比吸収エネルギー

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone

水力機械の関連情報