水島新司(読み)ミズシマシンジ

デジタル大辞泉 「水島新司」の意味・読み・例文・類語

みずしま‐しんじ〔みづしま‐〕【水島新司】

[1939~2022]漫画家新潟の生まれ。野球題材にした漫画における第一人者。野球に対する該博知識と、個性豊かな人物、臨場感あふれるタッチで絶大な人気を集めた。代表作ドカベン」「野球狂のうた」「あぶさん」など。

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知恵蔵mini 「水島新司」の解説

水島新司

マンガ家。1939年4月10日、新潟県生まれ。58年にデビューし、70年代から「男どアホウ甲子園」「ドカベン」「野球狂の詩」「あぶさん」などの野球をテーマにした作品を次々と発表する。なかでも46年間にわたって連載された「ドカベン」は単行本シリーズ累計205巻に及ぶ代表作となり、多くの読者に愛されただけでなく、野球界にも大きな影響を与えた。2007年に第37回日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞し、05年に紫綬褒章を、14年に旭日小綬章を受章。その後も執筆活動を続けていたが、20年12月、引退を発表した。

(2020-12-03)

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百科事典マイペディア 「水島新司」の意味・わかりやすい解説

水島新司【みずしましんじ】

漫画家。新潟県生れ。白新中卒。家業魚屋で働くかたわら漫画を描く。1958年日の丸文庫の雑誌《影》の第1回新人杯に入選。大阪に出て貸本漫画で作品を発表する。1964年上京。1965年《少年鷹王》でデビュー。1970年代より《男どアホウ甲子園》(佐々木守原作)以下《野球狂の詩(うた)》《ドカベン》《あぶさん》などを手がけて,野球漫画の第一人者となった。個性的なキャラクターと,野球への理解に裏付けされた内容で,長く人気を保っている。2005年紫綬褒章受章。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水島新司」の解説

水島新司 みずしま-しんじ

1939- 昭和後期-平成時代の漫画家。
昭和14年4月10日生まれ。昭和33年「深夜の客」でデビュー。45年の「男どアホウ甲子園」(49年小学館漫画賞)以降,「ドカベン」,「野球狂の詩(うた)」(48年講談社出版文化賞),「あぶさん」(52年小学館漫画賞)など野球漫画を発表。「大甲子園」は1000万部のベストセラー。平成19年日本漫画家協会賞文部科学大臣賞。新潟県出身。

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