決然(読み)ケツゼン

デジタル大辞泉 「決然」の意味・読み・例文・類語

けつ‐ぜん【決然】

[ト・タル][文][形動タリ]きっぱりと決心したさま。思い切ったさま。「決然たる語調
[類語]勇ましい雄雄おおしい凜凜りりしい勇壮勇猛勇敢剛勇忠勇果敢精悍そう壮烈・英雄的・ヒロイック(「―と」「―たる」の形で)敢然凜然りんぜん凜凜りんりん凜乎りんこ颯爽さっそう

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精選版 日本国語大辞典 「決然」の意味・読み・例文・類語

けつ‐ぜん【決然】

〘形動タリ〙
① 心に強く決心したさま。思いきったさま。副詞的にも用いる。
太平記(14C後)三「其の勢ひ決然(ケツゼン)として、敢へて攻むべき様ぞなき」 〔呉融郷卜居詩〕
② 決まっているさま。
※土井本周易抄(1477)一「凡人積累其善於其家必決然として有余善之福慶ぞ」

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普及版 字通 「決然」の読み・字形・画数・意味

【決然】けつぜん

きっぱりと心を定める。宋・轍〔枢密韓太尉に上(たてまつ)る書〕故に決然として(百代の書を)舍(す)て去り、天下の奇聞壯を求め、以て天地の廣大なるを知らんとす。

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