デジタル大辞泉 「勇猛」の意味・読み・例文・類語 ゆう‐もう〔‐マウ〕【勇猛】 [名・形動]勇気があって何物をも恐れないこと。また、そのさま。「勇猛な武将」「勇猛果敢」[派生]ゆうもうさ[名][類語]猛勇・武勇・豪勇・豪気・ヒロイック・勇ましい・雄雄おおしい・凜凜りりしい・勇壮・勇敢・剛勇・忠勇・果敢・精悍・壮そう・壮烈・英雄的(「―と」「―たる」の形で)敢然・決然・凜然りんぜん・凜凜りんりん・凜乎りんこ・颯爽さっそう ゆう‐みょう〔‐ミヤウ〕【勇▽猛】 [名・形動ナリ]「ゆうもう(勇猛)」に同じ。「文覚もんがく無上の願を起こして―の行を企つ」〈平家・五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「勇猛」の意味・読み・例文・類語 ゆう‐みょう‥ミャウ【勇猛】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「みょう」は「猛」の呉音 ) 仏語。意志が堅固でいさましいこと。また、そのさま。ゆうもう。ゆみょう。[初出の実例]「法師、顧二義成一而興レ歎、仰二勇猛一以策レ意」(出典:性霊集‐二(835頃)沙門勝道上補陀洛山碑)「文覚無上の願をおこして勇猛(ユウミャウ)の行をくはたつ」(出典:高野本平家(13C前)五) ゆう‐もう‥マウ【勇猛】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 勇気があってたけだけしいこと。性質が勇ましく強いこと。また、そのさま。ゆうみょう。ゆみょう。[初出の実例]「勇猛(ユウマウ)の心を発して」(出典:太平記(14C後)三)[その他の文献]〔管子‐枢言〕 ゆ‐みょう‥ミャウ【勇猛】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =ゆうもう(勇猛)[初出の実例]「勇猛 ユミャウ」(出典:文明本節用集(室町中))「ゆみゃうの心をもてたたかひ」(出典:こんてむつすむん地(1610)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「勇猛」の読み・字形・画数・意味 【勇猛】ゆうもう(まう) 勇ましくたけだけしい。〔敦煌変文集、一、張義潮変文〕軍猛にして、勢ひに乘じ、戟(ほこ)を曳(ひ)き山を衝(つ)きて、直ちにす。字通「勇」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報