果敢(読み)カカン

デジタル大辞泉 「果敢」の意味・読み・例文・類語

か‐かん〔クワ‐〕【果敢】

[形動][文][ナリ]決断力に富み、物事を思いきってするさま。「果敢な行為」「勇猛果敢
[派生]かかんさ[名]
[類語]勇ましい勇敢勇壮りりしい精悍雄雄おおしい勇猛剛勇忠勇そう壮烈・英雄的・ヒロイック求めて奮って積極的自発的能動的意識的主体的意図的意欲的精力的自主的活動的好んで進取前向きわざわざわざと強いてたってことさら乗り気進んで我勝ち我先我も我も喜んで喜ぶしゃかりきしゃにむにどしどしアクティブアグレッシブポジティブ自ら手ずから直直じきじき直接直接的じか身を以てダイレクト故意作為作為的未必の故意あえてえいやっと我劣らじとわざとらしい止むに止まれぬ及ばずながら献身的強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先惜しみない意気込む本腰本腰を入れる入れ込むひたむき(「―と」「―たる」の形で)敢然決然凜然りんぜん凜凜りんりん凜乎りんこ颯爽さっそう

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精選版 日本国語大辞典 「果敢」の意味・読み・例文・類語

か‐かんクヮ‥【果敢】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 思い切って物事を行なうさま。決断力に富んでいるさま。
    1. [初出の実例]「果敢決断して不謬ぞ」(出典:土井本周易抄(1477)一)
    2. 「その男らしい果敢な気風にかぶれるせゐか」(出典:蓼喰ふ虫(1928‐29)〈谷崎潤一郎〉五)
    3. [その他の文献]〔王安石‐祭欧陽文忠公文〕

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普及版 字通 「果敢」の読み・字形・画数・意味

【果敢】か(くわ)かん

思いきりよくする。〔論語、陽貨〕果敢にして、窒(ふさ)がるを惡(にく)む。

字通「果」の項目を見る

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