忠勇(読み)チュウユウ

デジタル大辞泉 「忠勇」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ゆう【忠勇】

[名・形動]忠義心があつく勇気のあるさま。「忠勇な(の)民」「忠勇無双」
[類語]勇ましい雄雄おおしい凜凜りりしい勇壮勇猛勇敢剛勇果敢精悍そう壮烈・英雄的・ヒロイック(「―と」「―たる」の形で)敢然決然凜然りんぜん凜凜りんりん凜乎りんこ颯爽さっそう

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精選版 日本国語大辞典 「忠勇」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐ゆう【忠勇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 忠義と勇気。忠義の念が厚く、勇敢であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「父子ながら忠勇が在てさる者ぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)四)
    2. 「義貞忠勇勝克用」(出典日本外史(1827)六)
    3. [その他の文献]〔晉書‐安帝紀〕

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普及版 字通 「忠勇」の読み・字形・画数・意味

【忠勇】ちゆうゆう

忠義で勇気がある。〔唐書、白居易伝〕居易、上言す。(李)光顏は、久しく將として威名り、(裴)度は人と爲り忠なり。一面に當つべきは、二人(し)く無しと。

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