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沂水 ぎすいYí shuǐ

世界大百科事典 第2版の解説

ぎすい【沂水 Yí shuǐ】

中国,山東省南東部の県。人口111万(1994)。臨沂地区に属す。東泰山とも呼ばれる古来の名山,沂山(1032m)の南麓,沂河の上流にある。農業は畑作を主とし,とくにラッカセイの生産が盛ん。春秋時代にはと魯の境界地帯にあたり,県北穆陵関(ぼくりようかん)には斉の長城の遺跡が残る。漢代,東莞県が置かれ,唐代沂水県と改名された。1940年,南部が沂南県として独立したが,その北寨村にあった〈将軍冢〉より54年,後漢末の墓が発掘され,多くの画像石(沂南画像石墓)が発見された。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

沂水
ぎすい / イーショイ

中国、山東(さんとう)省南東部、臨沂(りんぎ)市北東部の県。人口114万4500(2014)。沂河(ぎが)の上流部、山間河谷盆地にあり、(いぼう)、莱蕪(らいぶ)、臨沂方面などへの自動車道が縦横に走るほか、膠新(こうしん)線(膠州―新沂(しんぎ))、晋中南鉄道(呂梁(りょりょう)―日照(にっしょう))が通じる。黄河(こうが)流域ワタ作地帯の主産地であり、また、柞蚕(さくさん)による繭(まゆ)は特産である。沂河上流は急流で氾濫(はんらん)しやすく、下流に土砂をもたらすため調整工事が行われた。北部の沂山は黄帝(こうてい)が封禅(ほうぜん)(天子が行う天地の祭り)を行ったといわれ、東泰山として五岳の泰山と並んで名山に数えられている。[駒井正一・編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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