河鱒(読み)カワマス

デジタル大辞泉 「河鱒」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ます〔かは‐〕【河×鱒】

サケ科淡水魚全長約50センチ。イワナ近縁。体は茶褐色に黄白色の斑点散在。北アメリカ北東部の原産で、日本には明治34年(1901)から養殖のため輸入一部では野生化している。美味。ブルックトラウト 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「河鱒」の意味・読み・例文・類語

かわ‐ますかは‥【河鱒】

  1. 〘 名詞 〙 サケ科の淡水魚。全長約八〇センチメートル。背面背びれに虫食い状の模様があり、体側には朱色の小斑点がある。北米大陸太平洋岸原産で、明治三五年(一九〇二)に日本に輸入。現在、長野県、栃木県、北海道などで自然繁殖が確認される。日本では陸封型だけだが、原産地では降海型もいる。動物食性。産卵期は一〇~一二月で、通常三年で成熟塩焼きフライなどにする。ブルックトラウト。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「門前寺の梁(やな)に落ちたといふ川鱒を」(出典鳥影(1908)〈石川啄木〉九)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「河鱒」の解説

河鱒 (カワマス)

学名Salvelinus fontinalis
動物。サケ科の渓流魚,イワナの一種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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