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沿岸航法 えんがんこうほう

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百科事典マイペディアの解説

沿岸航法【えんがんこうほう】

陸岸に接近して航海すること。交差方位法呼ばれる方法で同時に2ヵ所以上の沿岸の地物,および航路標識の方角を測定し船位,針路を定める。また測深も欠かせない。座礁,衝突のおそれも多く,針路をしばしば変更しなければならない。
→関連項目地文航法

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

沿岸航法
えんがんこうほう

陸岸を視界内に保ちながら航海する場合の航法。沿岸は大洋に比べて航行する船も多く、複雑な地形、水深の変化が船の行動を著しく制限するうえ、潮汐(ちょうせき)、海流、潮流や、気象変化の影響も大きい。安全な航海のためには、頻繁に精度の高い位置を測定して海図上に確認する必要がある。位置は、海図に記載された顕著な地物、航路標識等のコンパス方位(相対方位も含む)、水平距離、2物標の水平夾角(きょうかく)等を測定して位置の線(測者がその線上にいるという点の軌跡)を求め、2本以上の独立した位置の線の交点として決定し、著明物標からの方位と距離または緯度、経度で表す。距離の異なる二つの物標が重なって見える重視線や、測定水深から得られる等深線も位置の線として利用できる。
 また、前述の位置の線を針路方向へ航走距離だけ平行移動して得られる転位線も、位置の線として準用され、物標がただ一つしか見えなくて、同時に2本以上の位置の線が得られない場合の位置測定法(ランニング・フィックス)として用いられる。各位置の線はまた、狭い水道を通過するときや出入港時など、頻繁な変針、他船避航等のためや、重要な仕事である見張りにかまけて位置確認の暇のない場合に備えて、自船の危険物接近を容易に予知し、乗り上げ等の危険を未然に防止するための避険線にも用いられる。[川本文彦]

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