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活褶曲

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

活褶曲

地下に潜む活断層が繰り返しずれ動くことで、地表近くを覆う軟らかい地層がひきずられ、たわんで生じる地形。丘陵と平地が交互に繰り返し、地表のしわのように見える。新潟県中越地方は、活褶曲が国内でも発達した場所とされている。

(2007-08-30 朝日新聞 夕刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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世界大百科事典 第2版の解説

かつしゅうきょく【活褶曲 active folding】

地層が波状に変形した構造を褶曲といい,この変形構造をつくる作用が現在まで継続している場合,その変形構造を活褶曲という。活褶曲の研究は1940年代初頭の大塚弥之助の研究に始まる。大塚は,秋田県,山形県などにおいて,新第三紀層の褶曲軸を横切る河成段丘面が,褶曲構造と同じ傾向の変形をしていることや,水準測量繰返しから求められる地盤の隆起・沈降が,褶曲が成長する向きに進行していることから,これらの地域の褶曲が現在も“生きている”と考えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

活褶曲
かつしゅうきょく

地層中で現在も成長しつつある褶曲(しゅうきょく)。本来ほぼ水平平坦(へいたん)であった河岸段丘面や海岸段丘面が波曲していること、およびその波曲と、段丘面下の地層の層理面の波曲が調和的であることから、その存在が推定されている。原理的には、そのような波曲面上の水準点の永続的変動を測量することによって、その波曲が現在活動中であるかどうかを確認できるはずである。これまでいくつかの地域でそのような測量が実施されているが、数十年という程度の期間で認められる水準変動はかならずしも段丘面の波曲に調和的でない。少なくとも何千年とか何万年の単位で水準変動をとらえて、初めて系統的波曲が現れるものと推定される。
 日本では、秋田、山形、新潟などの新生界新第三系および第四系分布域で数例認められている。地質学者の大塚弥之助(やのすけ)が1941年(昭和16)に提唱して以来、活褶曲の研究は世界中で日本がもっとも盛んである。[吉田鎮男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の活褶曲の言及

【構造地形】より

…さらにまたそれらのもともとの地形がいつごろ形成されたものか,地形の形成年代が明らかになれば,変位量と形成年代から変位の速さを推定することもできる。第四紀(最近約200万年間)あるいはもっと限定すれば第四紀後期(最近約15万年間)に地形を変位・変形させている断層や褶曲は,活断層活褶曲とよばれ,現在,および近い将来においても,再び活動することが推定されている。 日本の東北地方や近畿地方などでは山地と盆地の境界部に断層があって相対的な沈降部が盆地となっている。…

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