流域管理システム(読み)りゅういきかんりシステム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「流域管理システム」の意味・わかりやすい解説

流域管理システム
りゅういきかんりシステム

低価格の外国産木材の輸入や後継者不足などによる林業衰退歯止めをかけるために実施されている事業。川の流域一体化した森林整備,林業,加工・流通システムを再興しようというものである。地球規模での森林破壊が問題となっているなか,清流を保持する一方,林業を再生させることを目的としている。 1990年末に林政審議会が答申,91年度予算から実施された。輸送用道路などの基盤整備のほか,後継者の育成,機械化などが事業の柱となっており,流域の市町村森林組合森林管理署などが一体となって推進体制を組織している。

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