精選版 日本国語大辞典 「浚渫船」の意味・読み・例文・類語
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水底の土や砂を掘り取って水深を深くする船。浚渫専用の機械を備え、河川や港湾の工事に用いられる。浚渫方式により分類されているが、おもなものは次の4種である。
(1)ポンプ浚渫船 強力なポンプで吸込管から土砂を水とともに吸い上げ、水上に浮かせた排送管で陸上へ送る。吸込管の先端に、大きな石や木材などを吸い込まないように格子をつけ、また水底が固い場合には回転式のカッターを取り付けたりする。いろいろな土質に適するので、臨海工業用地の造成など大規模な埋立て工事に多く用いられる。
(2)ディッパー浚渫船 パワーショベルに似た柄杓(ひしゃく)型のディッパーで土砂をかき上げる。硬い岩盤を浚渫するために砕岩装置を取り付けることもある。掘削力が強く、硬い土質や岩石が多い港湾工事などに使われる。掘り取った土砂は土運船で陸上に運ぶ。ポンプ浚渫船とディッパー浚渫船は、ほとんどが推進装置のない非自航式である。
(3)グラブ浚渫船 グラブバケットを水底に落下させて土砂をつかみ上げる。浚渫能力は小さいが、小回りがきくので狭い場所の浚渫に便利である。また、土砂が不均質であったり、水深の変化が多い場合にもよく使用される。土砂を入れる船倉をもち自航するものもある。
(4)ドラグ・サクション浚渫船 船を走らせながら水底の土砂を吸い上げる。土砂は泥倉に入れ、泥倉がいっぱいになると捨土地まで航走し、泥倉の底の扉を開いて捨てる。
[森田知治]
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