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浮(き)人形 ウキニンギョウ

デジタル大辞泉の解説

うき‐にんぎょう〔‐ニンギヤウ〕【浮(き)人形】

壺の上に人形を立て、壺の下の方に差し込んだ笛を吹くと、人形が回る仕掛けの玩具。
水に浮かせて遊ぶ玩具。セルロイドなどの舟に小さな人形をのせたもの。樟脳(しょうのう)などを利用して走るものもある。 夏》「―に雨強く来し盥(たらい)かな/風生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

うきにんぎょう【浮人形】

蠟塗りの小人形の底部にショウノウ(樟脳)をつけ,水に浮かべて遊ぶ玩具。ショウノウが溶けるにしたがって人形が泳ぎ動く。小型のセルロイド製の舟の船尾にショウノウをつけ,水面に浮かべて舟を動かす樟脳舟と同じ原理による。中国の水物玩具の浮鳥が原型で,西域地方では中元の日に婦人がこの人形を水に浮かべて遊び,子を得るまじないとする風俗があったという。江戸時代に渡来し,日本では夏の遊びとして親しまれた。ビロード製の猿に舟を漕がせるものなども登場し,五月節句の贈物にもした。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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