清色城跡(読み)きよしきじょうあと

国指定史跡ガイド「清色城跡」の解説

きよしきじょうあと【清色城跡】


鹿児島県薩摩川内(せんだい)市入来(いりき)町にある城跡。清色川左岸、標高約100mを最高地点とする、西から東に延びるシラス台地北東に突き出た部分に所在する城跡。城の東側に展開する麓集落は、中世から近世にいたる入来院氏と家臣団の屋敷地域で、当時の景観をよく残していることから、重要伝統的建造物群保存地区に選定され、城跡は2004年(平成16)に国の史跡に指定された。永和年間(1375~79年)ごろの築城と推定され、遺構は南北約600m、東西約750mの規模で、南西方向から北東方向に延びる尾根筋の先端の頂上に曲輪(くるわ)を設けている。主要な尾根は南西を限る空堀から東北東に向いており、この尾根から北方向に出ている4本の枝尾根を生かして16の曲輪群を形成し、一番広い曲輪は約5000m2。曲輪の名称としては、『三国名勝図会』に本丸、松尾城、西之城、中之城、求聞持城(ぐもんじじょう)、物見之段が見え、最大の曲輪が本丸、その他の曲輪も現地で比定され、土塁をともなう曲輪や(やぐら)台をもつものもある。虎口も半数近くの曲輪で確認された。JR九州新幹線ほか川内駅から車で約30分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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