湯の児温泉(読み)ゆのこおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「湯の児温泉」の意味・わかりやすい解説

湯の児温泉
ゆのこおんせん

熊本県南西部、水俣市(みなまたし)にある温泉泉質炭酸水素塩泉海岸での自然湧出(ゆうしゅつ)が発見の契機である。沈水海岸特有の景観を呈する風光明媚(めいび)な芦北海岸県立公園(あしきたかいがんけんりつこうえん)内にあり、遠く天草(あまくさ)諸島眼前に湯の児島の浮かぶ八代(やつしろ)海を望むことができる。肥薩(ひさつ)おれんじ鉄道水俣駅からバスの便がある。

[山口守人]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湯の児温泉」の意味・わかりやすい解説

湯の児温泉
ゆのこおんせん

熊本県南西部,水俣市八代海にのぞむ温泉。近くに湯の児島が浮び,遠く天草諸島,雲仙岳を望む景勝の地。大正末頃までは海中からも湧出していた。泉質は重曹泉泉温 43~53℃。リウマチ,胃腸病などにきく。海水浴,釣りなどを兼ねた浴客が多い。付近芦北海岸県立自然公園に属する。

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デジタル大辞泉プラス 「湯の児温泉」の解説

湯の児温泉

熊本県水俣市、八代海(不知火海)のリアス海岸に臨む温泉。景行天皇行幸の際に発見されたと伝わる。

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