湯河原町（読み）ユガワラマチ

デジタル大辞泉

ゆがわら‐まち〔ゆがはら‐〕【湯河原町】

⇒湯河原

出典　小学館

日本歴史地名大系

湯河原町
ゆがわらまち

• 神奈川県：足柄下郡
• 湯河原町

面積：四〇・六八平方キロ

神奈川県の南西端に位置し、東は相模湾、三方に箱根外輪山・熱海火山が連なる。南は静岡県熱海市、北西は箱根町、北東は真鶴（まなづる）町、北は小田原市と接し、集落は南境の千歳（ちとせ）川、中央を流れる新崎（にいざき）川流域と相模湾に面する地に立地する。東を東海道本線・国道一三五号・真鶴道路が通り、西部山中を湯河原新道・湯河原パークウェー・椿（つばき）ラインが通り箱根町に抜ける。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

湯河原〔町〕
ゆがわら

神奈川県南西部，箱根外輪山の南東斜面にある町。狭い海岸沿いの平地を経て相模灘にのぞむ。 1926年町制。 55年吉浜町，福浦村と合体。南の静岡県熱海市との境を流れる千歳川とその上流の藤木川沿いに湯河原温泉があり，関東地方有数の温泉街を形成。山麓の斜面ではミカン栽培が行われる。東端には福浦の漁港がある。箱根ターンパイクや椿ライン，オレンジライン，湯河原パークウェイが通じ，箱根回遊の観光客がふえ，藤木川上流の奥湯河原温泉 (広河原温泉) も拡張された。城山の東麓にある城願寺は，中世豪族土肥氏の墓所で，樹齢 800年といわれるビャクシン，また周辺の山神の樹叢は天然記念物に指定されている。町域の一部は奥湯河原県立自然公園に属する。 JR東海道本線，国道 135号線が通る。真鶴道路の始点。面積 40.97km²。人口 2万3426（2020）。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典