デジタル大辞泉 「焚き付ける」の意味・読み・例文・類語 たき‐つ・ける【×焚き付ける】 [動カ下一][文]たきつ・く[カ下二]1 火をつけて燃やしはじめる。「風呂を―・ける」2 人をそそのかして何かをさせる。けしかける。「若者を―・けて運動を起こさせる」[類語](1)燃やす・焼く・くべる/(2)けしかける・あおる・煽り立てる・アジる・吹っかける・挑発する・扇動する・火を付ける・火に油を注ぐ・知恵を付ける・入れ知恵・差し金 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「焚き付ける」の意味・読み・例文・類語 たき‐つ・ける【焚付】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]たきつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙① 火をつけて燃やし出す。特に、かまどの火をつける場合にいう。[初出の実例]「狐は火を取て来て焼付けて」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)② 相手の感情を刺激して、ある行動にかりたてる。けしかける。[初出の実例]「さては此若衆、そなたに心よせあるにやなど、焼(タキ)つけそやしければ」(出典:浮世草子・男色十寸鏡(1687)下)焚き付けるの補助注記近世上方語では、②の意味で、「藁を焚きつける」「藁を焚く」などの表現もあり、②は「藁を焚きつける」の略されたものともいう。〔近世上方語辞典〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例