燃やす(読み)モヤス

デジタル大辞泉 「燃やす」の意味・読み・例文・類語

もや・す【燃やす】

[動サ五(四)]
燃えるようにする。燃す。「落ち葉を―・す」
感情意欲で心を高ぶらせる。「闘志を―・す」
[可能]もやせる
[類語]焼く焚き付けるくべる燃える焼ける燃え盛る燃え広がる燃え上がる燃え立つ燃す焚くいぶすいぶる燻ぶる煙る火達磨燃焼完全燃焼不完全燃焼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「燃やす」の意味・読み・例文・類語

もや・す【燃】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 燃えるようにする。物に火をつける。燃す。たく。
    1. [初出の実例]「御文、〈略〉火をつけてもやすべきよし仰せ給ふ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
  3. 感情や意欲で心を高ぶらせる。からだを熱くする。
    1. [初出の実例]「ミノ ホムラヲ moyaite(モヤイテ) ソシリマワッテ」(出典:天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事)
    2. 「一旦燃(モヤ)された彼の念(おもひ)は」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後)
  4. おこったように言う。〔新撰大阪詞大全(1841)〕

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