片息(読み)カタイキ

デジタル大辞泉 「片息」の意味・読み・例文・類語

かた‐いき【片息/肩息】

絶え絶えな息づかい。ひどく苦しそうな息。「―をついて横たわっている」
[類語]胸苦しい重苦しい重重しい息詰まるあえ寝苦しい息苦しい悶悶もんもん苦しい息を切らす息が切れる息が詰まる息も絶え絶え息が弾む息を弾ませる気息奄奄えんえん息切れき切る肩で息をするぜいぜいぜえぜえはあはああえぎ喘ぎむせるむせ返るむせぶき込む息衝く

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精選版 日本国語大辞典 「片息」の意味・読み・例文・類語

かた‐いき【片息・肩息】

  1. 〘 名詞 〙 絶え絶えで苦しげな呼吸。今にも絶えそうな弱々しい息。虫の息。
    1. [初出の実例]「蛙〈略〉或ひは食ひ殺し、或ひはかたいきして、腹白になりてありけり」(出典:古今著聞集(1254)二〇)
    2. 「源次郎は肩息をつきフウフウとばかりで返辞も致しません」(出典:怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一五)

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