コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

牛追物 うしおうもの

4件 の用語解説(牛追物の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

牛追物
うしおうもの

武家の射芸の一つ。もともと放し飼いの牛を用いたが,平安時代末頃から馬場を設け,そこに追込んだ牛を馬上から,引目,半引目などの矢で射るようになり,作法も漸次整った。 (→犬追物 )

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

うし‐おうもの〔‐おふもの〕【牛追物】

鎌倉時代に流行した騎射の一。馬上から小牛を追いながら、蟇目(ひきめ)神頭(じんどう)などの矢で射たもの。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

うしおうもの【牛追物】

騎射の一。小牛を馬で追って蟇目ひきめの矢で射るもの。鎌倉時代に流行。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

牛追物
うしおうもの

馬上から弓矢で牛を射る武技。源頼朝(よりとも)が1182年(寿永1)4月に金洗沢で、また同年6月には由比(ゆい)の浦で催している(『吾妻鏡(あづまかがみ)』)。このほか『古今著聞集(ここんちょもんじゅう)』に、源頼光(よりみつ)の一行が野飼いの牛を牛追物に射たとの記事がみえ、これは法式に基づいた馬場での競技ではないが、いわゆる追物射としての本来の姿がうかがわれる。しかし、その後は犬追物の流行によって絶えたようである。そのため具体的な内容もほとんど伝わっていないが、室町時代の故実書に拠(よ)ると、小牛の走る跡(さぐり)を馬で追い、追われた小牛が立ち向かうところを、その平頸(ひらくび)や平股(また)を目標に蟇目(ひきめ)、四目、神頭(じんどう)などの矢で射るという。[宮崎隆旨]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の牛追物の言及

【犬追物】より

…射手の賞・不賞はその乗法と射法によって決せられた。追物射(おうものい)という語から発した犬追物は古来,獣を追い射る行為をさし,平安期には牛を用いる牛追物が行われた。鎌倉時代になって犬追物が広く武士の武芸鍛練の射芸として愛好されるようになり,鎌倉中期以降形式が整ったが,後世,戦闘法の変化とあいまってしだいに衰退した。…

※「牛追物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

牛追物の関連キーワード飼い放し・飼放し野飼い野放し放し馬放し飼い牧牛牛駆け追縄飼放し籤的

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone