牡丹花肖柏(読み)ぼたんかしょうはく

精選版 日本国語大辞典「牡丹花肖柏」の解説

ぼたんか‐しょうはく ボタンクヮセウハク【牡丹花肖柏】

室町後期の連歌師。別号、夢庵、牡丹花。内大臣中院通秀の弟。和歌を栄雅に学び、宗祇古今・源氏の伝授をうけ堺伝授の祖となる。一方、宗祇を助け「新撰菟玖波集」の撰集に従事。、家集「春夢草」、連歌学書「肖柏口伝抜書」「六家抄」、随筆「三愛記」「夢庵記」など。嘉吉三~大永七年(一四四三‐一五二七

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「牡丹花肖柏」の解説

ぼたんか‐しょうはく〔ボタンクワセウハク〕【牡丹花肖柏】

[1443~1527]室町中期の連歌師・歌人公家中院通淳なかのいんみちあつの子。別号、夢庵・弄花軒。和歌を飛鳥井雅親あすかいまさちかに学び、連歌を宗祇そうぎに師事して古今伝授を受けた。宗祇・宗長じた「水無瀬三吟」は有名。家集「春夢草」、著「伊勢物語肖聞抄」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の牡丹花肖柏の言及

【肖柏】より

…室町中期の連歌師,歌人,歌学者。准大臣中院通淳の子。別号は夢庵,牡丹花など。京都の人。連歌師宗祇より伝授された《古今和歌集》《源氏物語》の秘伝を,晩年に移住した堺の人々に伝え,堺伝授の祖となった。《古今和歌集古聞》など,講釈の聞書をもとにした注釈書が多い。連歌師としては,宗祇,宗長と詠んだ《水無瀬(みなせ)三吟百韻》などが伝わる。家集に《春夢草》がある。【小高 道子】…

【南宗寺】より

…わび茶との関係が深く,庭園は古田織部の作と伝えて,泉石の配置の妙で知られ,千利休遺愛の手水鉢もある。また境内には利休のわび茶の師武野紹鷗(たけのじようおう),利休の一門,連歌師の牡丹花肖柏(ぼたんかしようはく)など,錚々たる堺の町衆文化人の墓がある。【藤井 学】。…

※「牡丹花肖柏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

物言う株主

上場企業の経営に自らの考えを表明して積極的に関わる株主。株主総会で独自の議案を提出したり、役員などを送り込んだりして経営改革を迫ることもある。アクティビスト。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android