瑞竜軒(読み)ずいりゅうけん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「瑞竜軒」の解説

瑞竜軒(初代) ずいりゅうけん

1687-1784 江戸時代中期の講釈師
貞享(じょうきょう)4年生まれ。「三河後風土記」「通俗三国志」などをかたって人気があった。徳川家康伝を「駿話本別集」,身辺備忘録を「虚実雑談集」として刊行。「万載狂歌集」に狂歌がのっている。天明4年3月24日死去。98歳。江戸出身。姓は滋野。名は茂雅。通称は喜内。別号に恕翁。

瑞竜軒(2代) ずいりゅうけん

?-? 江戸時代後期の講釈師。
出自については,初代の実子甚蔵,初代の門人,初代の養子と3説がある。文化13年(1816)典仁(すけひと)親王尊号をめぐる朝廷幕府紛議(尊号一件)を講じて捕らえられ,追放に処せられたという。姓は赤松初号は随宗。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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