璽書(読み)ジショ

デジタル大辞泉 「璽書」の意味・読み・例文・類語

じ‐しょ【璽書】

天子の印の押してある文書。親勅。
古代中国で、諸侯大夫封印の押してある文書。以後は、御璽を押した天子の詔書

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精選版 日本国語大辞典 「璽書」の意味・読み・例文・類語

じ‐しょ【璽書】

  1. 〘 名詞 〙 天皇の御璽の押してある文書。古代中国では、諸侯、大夫の封印を押した書類。秦・漢以後は封じて御印を押した天子の詔書をいう。また、その文体
    1. [初出の実例]「金奏勲等帰国、賜璽書曰」(出典:続日本紀‐神亀三年(726)七月戊子)
    2. 「以後朝廷より新に璽書を与へ」(出典:公議所日誌‐二上・明治二年(1869)三月)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公二九年〕

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普及版 字通 「璽書」の読み・字形・画数・意味

【璽書】じしよ

玉璽を押した勅書。〔史記、李斯伝〕趙高、因りて扶に賜ふの璽書を留め、子胡に謂ひて曰く、~方今天下、存は子と高び丞相に在るのみ。願はくは子、之れを圖れと。

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