日本歴史地名大系 「甘木村」の解説
甘木村
あまぎむら
- 福岡県:甘木市
- 甘木村
小早川時代の指出前之帳では甘木村の田八一町二反余(分米一千三一五石余)・畠四五町一反余(分大豆一八五石余)。慶長七年(一六〇二)の検地高二千一三八石余、うち大豆五五〇石余(慶長石高帳)。延宝四年(一六七六)には家数五二三・人数三千三七七、馬牛一七三(続風土記)。元禄五年には高二千一八三石余・反別一四二町三反余、家数五一七・社一・寺六、人数三千八八四(田圃志)。石高書上帳案の郡帳高も二千一八三石余。寛政期(一七八九―一八〇一)の家数七〇〇(うち酒家九・麹家五)・人数三千八〇、馬七七・牛一五(別本「続風土記附録」)。「続風土記拾遺」では家数七七五・人数三千四二〇、馬八二・牛三、瓦工三・素焼物師六・絞染工九・薬肆七・製茶店六・酒家一〇・木綿晒屋八・蝋油屋二五・蒟蒻屋五、ほかに寒具屋・饅頭屋などもあった。明治初期の戸数九五六・人口四千四二七、馬五八・牛一六、人力車一・荷車一六・水車五、物産は藺・奉書紙・櫨実・菜種・茶・鶏卵・蜂蜜・煙草・酒・醤油・酢、生蝋(一一戸)・蝋燭(六戸)・種油・売薬・紺絞染・形付木綿・花染木綿・手拭木綿・晒木綿・黒茶木綿・茜木綿・鬱金木綿・摺物類・筆・菓子類・饅頭・瓦・瓶・焙烙などがあった(地理全誌)。
甘木村
あまぎむら
甘木村
あまぎむら
- 福岡県:大牟田市
- 甘木村
甘木村
あまぎむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報