デジタル大辞泉 「甘酸っぱい」の意味・読み・例文・類語 あま‐ずっぱ・い【甘酸っぱい】 [形]1 甘みと酸味のまじった味やにおいである。「オレンジの―・い香り」2 楽しさと物悲しさとが入りまじった気持ちである。「―・い初恋の思い出」[類語]酸い・酸っぱい・甘い・甘ったるい・甘口あまくち・甘美かんび・甘み・甘味・甘露・甘辛・甘辛い・スイート 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「甘酸っぱい」の意味・読み・例文・類語 あま‐ずっぱ・い【甘酸】 〘 形容詞口語形活用 〙① 甘みとすっぱみとがまじった味やにおいである。あまずい。[初出の実例]「お産の時のあの甘酸っぱいやうな血腥いやうな臭気(にほひ)が、時々鼻を衝(つ)いて来るやうに思へてならなかった」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉五二)② うっとりと快い気持と、感傷的な気持が入りまじって、やるせない感じである。[初出の実例]「志村の胸は、甘酸っぱく締めつけられた」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉水神) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例