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生涯未婚率 ショウガイミコンリツ

デジタル大辞泉の解説

しょうがい‐みこんりつ〔シヤウガイ‐〕【生涯未婚率】

50歳の時点で一度も結婚したことがない人の割合。45~49歳および50~54歳の未婚率の平均値から算出する。将来的に結婚する可能性が低いと考えられることから、生涯独身者の割合を示す指標として用いられる。

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知恵蔵miniの解説

生涯未婚率

50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合を示す数値。45~49歳と50~54歳の未婚率の平均値から算出する。50歳で未婚の人は将来的にも結婚する可能性が低いと考えられることから、生涯を通して未婚である人の割合を示す統計指標として用いられる。日本では厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が5年に1回、国勢調査の結果を基に生涯未婚率を割り出している。男性は1970年まで、女性は60年まで長く1%台が続いていたが、その後は共に上昇傾向にある。直近では、2015年に男性が前回(10年)調査比3.23ポイント増の23.37%、女性が同3.45ポイント増の14.06%と、男女共に過去最高を更新している。

(2017-4-11)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生涯未婚率
しょうがいみこんりつ

45~49歳と,50~54歳の未婚率(それまで結婚したことがない人の割合)の平均値から,50歳時の未婚率を算出した指標。それ以上の年齢にいたってから結婚した場合は統計対象外となるため,厳密にいえば「一生結婚しない人の割合」ではない点に注意が必要である。日本では,1970年の生涯未婚率は男性 1.70%,女性 3.34%で,つまり国民の 9割以上が生涯のうち 50歳までには結婚していたという「皆婚時代」であった。これに比べ,2010年の生涯未婚率は男性 20.14%,女性 10.61%と,もはや皆婚とはいえない状況にいたった。このような未婚化(非婚化)傾向は,しばしば少子化と関連づけて問題視される。日本の婚外子出生率は約 2%と他の先進諸国と比較してきわめて低く,結婚と出産が同一視される傾向が強い(→嫡出でない子)。他方,北ヨーロッパ諸国やフランスのように出生率(→合計特殊出生率)が回復し,かつ法律婚によるカップルからの出生か否かにかかわらず,子供が平等に扱われる諸制度が整っている国々の婚外子出生率は半数をこえる傾向がみられることから,多様な家族形態の受容も今後の日本の課題として指摘されている。(→婚姻婚姻制度事実婚

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生涯未婚率
しょうがいみこんりつ

「45~49歳」と「50~54歳」の未婚率の平均値で、「50歳時」の未婚率を算出した数値。生涯を通して未婚である人の割合を示すものではないが、50歳で未婚の人は将来的にも結婚しない可能性が高いことから、生涯独身の人の比率を示す統計指標として用いられる。日本では1990年代以降、年々この数値が高くなっており、2013年(平成25)版『少子化社会対策白書』によると、男性は20.14%、女性は10.61%(2010年)となっている。30年前の1980年(昭和55)は男性が2.60%、女性が4.45%であった。同白書の年齢別未婚率の推移をみると、25~29歳は男性で71.8%(1980年55.1%)、女性で60.3%(同24.0%)、30~34歳は男性で47.3%(同21.5%)、女性で34.5%(同9.1%)、35~39歳は男性で35.6%(同8.5%)、女性で23.1%(同5.5%)となっており、今後も生涯未婚率は上昇していくとみられる。
 また、国立社会保障・人口問題研究所が2011年に発表した「出生動向基本調査(独身者調査)」(対象は18~34歳未婚者)によると、「一生結婚するつもりはない」と考える未婚者の割合は、1987年(男性4.5%、女性4.6%)以降、緩やかな増加傾向にあり、2010年では男性9.4%、女性6.8%となっている。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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