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異常性欲 イジョウセイヨク

デジタル大辞泉の解説

いじょう‐せいよく〔イジヤウ‐〕【異常性欲】

性欲が正常でないこと。性的欲求の異常な亢進(こうしん)・減退、性対象の倒錯など。

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百科事典マイペディアの解説

異常性欲【いじょうせいよく】

質的にも量的にも異常な性的行動。性愛行動には,年齢,性別,時代,地域による個人差があり,正常・異常の区別は困難な場合がある。時には犯罪と関係することがある。量的異常性欲(性欲亢進と減退)と質的異常性欲(対象と行為の異常)に分ける。
→関連項目性倒錯変態性欲露出症

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世界大百科事典 第2版の解説

いじょうせいよく【異常性欲 abnormal sexuality】

異常性欲,すなわち性欲の異常な発現は質的異常と量的異常とに一応大別することができる。しかしそのうち質的異常についてはっきりした定義を下すことは困難である。性という現象は,歴史的・社会的・地理的・文化的影響を間断なく受けており,それゆえにその正常・異常の基準はつねに変動するからである。正常と異常との境界はあいまいというほかはない。異性間の合意に基づく通常の性交を至上究極のものとみる立場をとれば,それ以外のさまざまな手段が性交を凌駕する性的快感をもたらすゆえをもって重視されたり習慣化している状態は,異常とみなすことができる。

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大辞林 第三版の解説

いじょうせいよく【異常性欲】

性的欲求の程度や欲求を満たす行為またはその対象が異常であること。性的倒錯。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

異常性欲
いじょうせいよく
sexual abnormality

異常性欲については、性欲の亢進(こうしん)あるいは低下といった量的異常と性対象の異常、性目標の異常といった質的異常に分けて考えるのが一般的であるが、最近ではこれらを総称して「性障害」とよび、次のように分類して考えるのが一般的である。
(1)性機能の不全
 性的欲求の低下、亢進や性嫌悪、男性の勃起(ぼっき)障害、あるいはオルガズム障害、早漏、膣(ちつ)けいれんなどによって性機能の障害がおこるもの。
(2)性嗜好(しこう)障害
 露出症、フェチシズム、小児性愛、性的マゾヒズム、服装倒錯的フェチシズム、窃視症のほかに獣愛、死体愛などの性嗜好異常がある。かつてはこれらを性目標の異常ならびに性対象の異常(性的倒錯)に分けて考えていた。
 これらの性的異常は文化や社会、地域、時代によってなにを異常とするかについては多少異なり、にわかに決めがたいところがある。一般には行為者あるいはそのパートナーがその行為によって心身の重い障害を残す場合、性的パートナーのいずれか一方が納得できない行為であったり、強制された行為である場合、心理的、肉体的、性的に未熟な小児などを対象とした行為などは異常な性行動とみなされることが多い。
 また、性の量的異常に関しても、性交回数やオルガズムの頻度はどのくらいが正常であるかは決めがたいところがある。したがって、医学的には性機能の障害の背景に身体的疾患などがあるとき、あるいは性障害のために自分自身が悩んだり、その行為のために周囲を苦しめたり、害が及んだときに治療対象となると考えるべきであろう。[山内俊雄]

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